ヱヴァ破 来た、見た、すごかった!


月曜日に伏見ミリオン座に行ってヱヴァンゲリヲン新劇場版:破を見てきた。

出来ることなら見てすぐに感想書きたかったけれど、見た直後のテンションのおかしさと本業やら副業やらに忙殺されて今更感想などを。

時間が空いてるので曖昧なところもあるけれど、気になった点をピックアップした以下ネタバレ感想、


■マリ
今回の破から新登場の真希波・マリ・イラストリアス。彼女はまさに『破』に相応しい物語を破約して新しい物語を作るキャラだった。本編がはじまるやいなや、いきなり仮設5号機に乗り“365歩のマーチ”を歌いながら出撃するところで一気にマリがどストライクに!中の人が坂本真綾メガネっ娘でドジキャラ?なんて前情報があった段階で惹かれていたんだけれど実際に真綾が演じているのを見て、もうたまらん!そのうえ旧作最強の使徒ゼルエル戦にあたる第10使徒戦ではアスカの2号機を駆り、シンジを導く役目もあるなんていうおいしいとこどり!とくに2号機の「裏コード、ザ・ビースト」を解放し簡単に言えば2号機を暴走モード突入させ第10使徒に向かっていくとこは鳥肌総立ち!

しかしながら、本編の中で関わりがあるのがシンジとかろうじて加持さん?だけっていうのが次回の『Q?』への期待が俄然高まるッ。封印凍結した2号機をNERVの誰にも気づかれず?書き換えもなしに乗っていることからカヲルくんと同じく使徒なのか…?うーん、今回は情報が少なすぎて決定的なことはわからんなぁーなんにせよ、次回では物語の本筋に関わってくることは間違いないだろうからマリの存在だけでも本当に期待大。僕もパラシュートで降りてきたマリとぶつかっておっぱいを顔にうずめさせられ、クンカクンカされたいれす(^q^)

綾波
『序』のときはあまり感じなかったけれど、『破』ではずいぶん人間らしくなった綾波。シンジのお弁当を食べて「おいしい…」と感じたり、ゲンドウに一緒に食事をするのは楽しいか聞き、自分の手料理で食事会を開いてシンジとゲンドウの仲を取り持とうと計画して料理を練習して絆創膏だらけの指になったり、食事会を成功させるためにミサトとリツコとアスカに手紙を書いて協力してもらったり、しまいにはシンジと一緒にいるとポカポカする発言。まったくなんていい子になったんでしょう!間違いなく今回の影で一番がんばってるのは綾波だ、本当よくがんばったよ!


■変化した2号機&アスカ
マリの衝撃もすごかったけれど、前情報でクワガタ化した2号機を見て不安になっていただけあって新2号機&アスカ登場シーンにあたる第7使徒戦がかっこよすぎ。旧作では海戦で2号機お披露目から空戦で2号機お披露目となりど派手アクションで使徒を圧倒し、スーパー稲妻キックよろしくの蹴り技で使徒の核をつらぬく2号機かっこいいよ2号機!コクワガタなんていって本当ごめんなさい(´・ω・`)

2号機も変化してるだけあってアスカも旧作よりも変化多数。一番気になったのは加持さんに対しての好き好き描写がないこと、これは見る側に行間を読めよオラ!ということなのか?それとも本当に興味がないのか?というか加持さんとの絡みまったくなかったよね?その他にもシンジのことを“七光り”綾波のことを“えこひいき”と呼ぶ初対面だったり、綾波同様シンジに手料理を振舞おうと練習して指を絆創膏だらけにしたり、綾波の食事会に協力するために3号機のテストパイロットを引き受けたりしてアスカは協調性がある子になったなーだけど、そのおかげで…


■第8使徒
旧作でサハクィエル戦にあたる第8使徒戦のエヴァたちの走りが凄まじかった!得にシンジのミサトさん」の掛け声で競りあがってくる助走台がわりの傾斜や踏み台となるビルを全速力で駆けていく初号機がかっこよすぎるッ!しかし、それでも落下間際の第8使徒の形状変化がえげつなくて倒すのはわかっていてもヒヤヒヤもの。シンジと綾波とアスカが協力して倒すながれは自然にアスカが二人との距離を近くする展開の速さは秀逸。


■今日の日はさようなら
中盤の3号機起動実験からはもうあいた口がひらきっぱなし「え…?え?えええええ!?」といった衝撃の展開。旧作ではトウジが3号機のテストパイロットだったのにアスカが引き受けた時点で嫌な予感しっぱなしだったけれど、それは的中。初号機単独で第9使徒にのっとられた3号機を相手にする流れのなかでやっぱりダミープラグ…いや今回はダミーシステムか?ダミーシステムを使用することになり、シンジの意思とは逆にアスカの乗る3号機をボコボコにする初号機。恐ろしい力で第9使徒を圧倒し、最後はアスカの乗るエントリープラグを噛み砕きグシャ……

このスーパーフルボッコタイム時のBGMが小学校の卒業式などで歌われる“今日の日はさようなら”…もうこのさきこの曲を聴いても鬱ソングにしか聞こえないですよ(´;ω;`)ウッ…


■第10使徒戦&翼をください
アスカを助けられなかったことと、自分にそんなことをさせたゲンドウへの怒りでNERV本部を壊そうとして更迭され初号機を降りるシンジ、だけれどここで加持さんがシンジを再び奮い起こすのではなく、マリが2号機に乗りザ・ビーストで第10使徒に立ち向かうも歯が立たず、綾波の零号機が捕食されるという流れの中でマリに促されて再び初号機に乗る流れに。もうここでも旧ゼルエル戦以上の絶望感でこれ勝てんだろ…って感じさせるほどの強さの第10使徒。NERV本部まで到達したところを初号機が割って入り、射出口から第10使徒ごと打ち上げられるシーンは旧作でも燃えに燃えたけれど、『破』でもそれは健在!その後は暴走モードに入るのだけれど、旧作ではシンジを守るために初号機が暴走し、今回はアスカを守れなかった後悔と綾波だけでも助ける!というシンジの意思に呼応するかのように暴走モードに入る初号機。リツコの解説によると人の域を超えて神と同列になったようにいわれるほどの暴走。

第10使徒に取り込まれた綾波を助けるために綾波に手を伸ばし私が死んでもかわりはいるもの(この辺曖昧だけど…)といわれても綾波の変わりはいない…こい!と力強く手を差し伸べ綾波を見事助けだし、そのまま初号機の中で同化し、さらに神々しく翼をもつ初号機はサードインパクトのはじまりに。

ここで翼をくださいを使うのはなるほど、効果はバツグンだ!第9使徒戦が鬱々展開でカタストロフィで幕を閉じたのは逆にシンジの覚醒と強敵の撃破、綾波救出でみごとなカタルシスの嵐に!もうここのシンジは熱血漢すぎて困るぐらいに熱いッ!!


■カヲルくん
そして最後の最後のおいしいところでカヲルくんが月からエヴァ6号機を駆って来襲。ロンギヌスの槍のようなものを覚醒した初号機にぶち刺し、覚醒を沈静化させ一言「今度こそ君だけは幸せにしてみせる」もうこれってループ世界ってことで確定ですか?本当に序に続き最後のおいしいところを掠め去っていくカヲルくん。


このほかにもいろいろと気になるところはあるけれど、得に気になったところを簡単に感想を書いてみました。ところどころ記憶が曖昧で違う解釈してるだろうけれど、そこはもう一度見に行って補完しよう。

もうこんなこと那由他の彼方ほどに言われつくしてることだろうけれどヱヴァ破気になるけれど見てない人は絶対見に行ったほうがいいッ!!本当にどこみてもそんなこといわれてるけれど、本当に最高な作品でした。もうエヴァ熱再燃して新リボルテックの2号機買ってしまったよw